福岡県小郡署の署名掛け看板を書道部高校生が揮ごう
福岡県小郡署は、小郡高校書道部2年の廣田祥瑛さんが署名を揮ごうした掛け看板を製作し、披露を兼ねた除幕式を開催した(写真)。
同署の掛け看板は、平成2年に庁舎が開庁してから、十数年前に1度だけ掛け替えられたが、旧看板が屋外の環境に晒され、木板の劣化や色あせが顕著となっていたため、新調することを署内で検討した。「地域の方々と協働して管内の治安維持を図る」との考えから、管内にある県立小郡高校と県立三井高校の書道部員に「小郡警察署」の揮ごうを依頼することにした。
両校から各3書の計6書が届き、署員投票で1作品を選出。全署員の約7割の支持を集めた廣田さんの書が採用されることになり、その書をもとにした新看板が完成した。出席者を限定してのお披露目となったが、除幕の瞬間には歓声が上がり、「素晴らしい看板が完成した」との喜びに包まれた。同署担当者は「この書のように力強く、地元住民により一層親しまれる警察署を目指す」と決意を新たにしていた。