三重県警で国際交流員を講師に迎えた多文化共生の研修会

 三重県警で国際交流員を講師に迎えた多文化共生の研修会三重県警は2回にわたり、県ダイバーシティ社会推進課多文化共生班の国際交流員(アメリカ、ブラジル)を講師として迎え、「多文化共生に関する研修会」を開催した。

県内の職務質問技能指導員、県専科(地域実務指導者及び職務質問)入校生の総勢約60人が受講。国際交流員が「多文化共生に配意した警察活動」をテーマに講演した後、国際交流員を仮想被害者とした現場対応訓練が行われた(写真)。

講演では、講師が「総人口に占める外国人住民の割合は三重県が全国第3位。今後さらなる増加が見込まれ、共生が課題となる。国によって文化は違うという認識を常に持っていなければならない」などと強調。対応訓練は「日本語を解さない外国人からの急訴に対応する」との想定で、PⅢに搭載されている翻訳アプリを活用した事情聴取、職務質問の実施要領について確認した。