愛知県中署が地域住民と合同防犯パトロール
愛知県中署は11月5日の夜、名古屋市中区の歓楽街で、中区に所在する事業所の従業員や専門学校生、外国人を含む地域住民と合同で防犯パトロールを実施した(写真)。
世代や国籍などの違いを超え、若年層や外国人の住民、事業所、学校、官庁などが地域一体となり、治安の維持・向上を図る「中区地域共生『見守りプロジェクト』」の一環。活動場所の栄四丁目・五丁目地区は「女子大小路」と呼ばれる県内有数の歓楽街で、ボランティア団体が定期的な夜間のパトロールを実施している。今回は新たに、フィリピン人の住民と地元専門学校に通う学生がボランティアとして参加した。
地区内の「池田公園」で毎年恒例のイルミネーション点灯式を終えた後、区役所や警察、ボランティアが「まちの防犯診断」を兼ねたパトロールを行い、犯罪につながる危険な地点などを点検。署員は「人通りの多い道路であっても犯罪が起きる恐れがある。注意喚起のプレートや防犯カメラを設置することが有効」などと説明した。