愛知県犬山署を癒す生け花が40年迎える
愛知県犬山署庁舎1階に飾られた一鉢の生け花が、40年近くにわたって、署員や署を訪れた市民を癒やしている。
花を生けているのは、夫が警察職員だった縁で活動を始めたという村瀬さん(写真)。同署が建て替わった昭和57年直後から始め、夫亡き今も、店から花を自宅に届けてもらい、金曜日に生け続けている。これまでの費用を積算すると「軽自動車を買えるくらい」。10年ほど前から月2回に回数を減らしたが、活動をやめるつもりはないという。
大西兼功署長は「警察署は住民からしたら入りづらい施設。そこにパッと見て、きれいな花があるだけで心が和む。長きにわたり、非常にありがたい」と感謝している。