兵庫県三木署で高校美術部員デザインの防犯ポスター製作
地域の防犯意識を高めて特殊詐欺被害を防ごうと、兵庫県三木署は紙芝居風の啓発ポスター8枚を製作し、神戸電鉄志染駅構内などに掲示している。
同署が依頼し、県立三木東高校美術部2年の山中優奈さんが引き受け、約3週間かけて完成させた(写真)。「還付金詐欺」と、詐欺グループが自宅までキャッシュカードを取りに来る「カード手交型詐欺」の手口を紹介する2パターンがあり、それぞれ4枚のポスターで構成される。当初は高齢者向けの防犯講話に使用する紙芝居を想定していたが、新型コロナウイルスの影響で防犯講話の開催が難しくなったため、駅や三木市役所、市内公民館など多くの人が目にする場所に掲示することにした。
山中さんは「自分がおばあちゃんになったつもりで文字の見やすさや、はっきりとした絵を心掛けた。詐欺のことをいろんな人に知ってもらい、1件でも被害を減らしたい」と話していた。