福岡県大牟田署が性犯罪防止の「ないとカード」製作
夏場に増加が懸念される性犯罪被害を防ごうと、福岡県大牟田署は夜間の一人歩きに注意を促す「ないとカード」(写真)を製作した。屋外で発生する性犯罪の多くが夜間帯に集中していることから、夜の「ナイト」と、女性を守る騎士の「ナイト」、防犯行動を促す「…しないと」の三つを掛けたという。
財布などに入れて持ち歩ける名刺大で、おもて面には「夜のひとり歩きは危険がいっぱい!」の文言と、被害に遭いやすい三つの状況を記載。うら面ではその対策として「周囲を警戒しナイト!」「ながら歩行は止めナイト!」「危険を感じたら110番でナイトを呼ばナイト!」と訴えている。
新型コロナ対策の緊急事態宣言により、夜間の人通りや営業店舗が減り、女性を狙った性犯罪の発生が懸念される。カードはこうした状況を危惧した署員が手作りしたもので、地元紙に大きく取り上げられるなど反響を呼んでいる。