愛知県警で地域警察官の新たな指導体制を構築

愛知県警本部地域部では、社会情勢の変化が原因となる治安の悪化に的確に対応しようと、地域警察活動の強化を目的とした各種のイノベーションを推進している。その一環で、本部地域総務課がこれまで実施してきた現場警察官に対する指導方針を一新し、新たな指導体制を構築した。

具体的には、同課地域指導室の地域指導員の警部6人が県内警察署を7~8署ずつ担当し、各署地域課長に地域情勢に応じた地域警察運営に関する指導助言を行うとともに、現場警察官に警察本部が目指す方向を明示する。

現場で抱える問題点等を把握し、警察本部の運営方針決定に反映させる双方向型の活動を行うもので、必要に応じて職務質問技能指導に特化した指導員を警察署に派遣。実務に不安を抱える若手警察官を支援し、地域警察全体の能力の底上げを図る。