京都府警が陸上自衛隊と留置管理の感染症対策講座・訓練

 京都府警が陸上自衛隊と留置管理の感染症対策講座・訓練京都府警本部留置管理課は陸上自衛隊が派遣現場で実践してきた自衛隊式感染症対策を留置管理業務に生かそうと、感染症対策講座と合同訓練を実施した。

講座では警察署留置副主任官ら約30人が、准看護師等の資格を有する福知山駐屯地衛生小隊長(緒方一聖2等陸尉)から、クルーズ船で発生した集団感染で医療支援活動を行った自衛隊の感染症対策のノウハウなどを学んだ。

合同訓練では、移送時の感染症予防対策として、護送車両の座席にごみ袋を被せ、床や運転席の間にシートを張る養生要領、搬送後の消毒要領を確認。その後、「陽性者の被留置者を受入専用の留置施設へ搬送する」との想定で、実際にごみ袋による養生を護送車両で行い、タイベックスーツを着装した警察官が被留置者役を搬送し(写真)、赤色養生テープで識別表示した専用動線を歩行するなどした。