北海道倶知安署が関係機関と合同で山岳・山菜遭難防止の啓発活動

 北海道倶知安署が関係機関と合同で山岳・山菜遭難防止の啓発活動北海道札幌方面倶知安署は管内が隣接する南署、羊蹄山(通称・蝦夷富士)山麓に位置する7町村、消防、北海道後志総合振興局、後志森林管理署と山岳・山菜遭難防止の啓発活動を行った。この種啓発活動を5関係機関合同で行うのは道内で初めて。

昨年、倶知安署管内で発生した山菜採り遭難件数は11件(16人)と、全道警察署別で最多に。例年同署では、遭難が多発する時期に合わせ、中山峠の道の駅駐車場で啓発活動を実施している。今年は、7町村長と関係機関の職員ら約40人が参加し、山菜採りの注意を呼び掛けるチラシや緊急用の笛が入った遭難防止グッズを配った。

活動後には、パトカーや消防指揮車など、関係機関の車両12台と航空隊ヘリ「ぎんれい2」が参加する出動式があり、関係機関の車両は一斉に啓発パトロールに出動し、「ぎんれい2」も機外ラウドスピーカーで上空から遭難防止を広報した(写真)。