長野県警が通訳人介した取調べ訓練を初導入

 長野県警が通訳人介した取調べ訓練を初導入外国人被疑者の取調べ技能を向上させるため、長野県警は組織犯罪対策課が主催する「国際犯罪捜査専科」に、通訳人を介したロールプレイング方式の取調べ訓練を初導入した(写真)。

県警察学校で11月7日に行われ、国際犯罪捜査に従事する警察署の警察官19人が受講。教養課通訳センター室員が通訳人要請手順、外国人被疑者を取り調べる際の一般的留意事項、外国人被疑者の否認要因、供述調書作成上の留意事項、外国人被疑者の身上調書を作成する際の特別な記載事項などを教養し、ロールプレイングの訓練では、県国際交流員の外国人を被疑者役に見立て、殺人事件の外国人被疑者を逮捕したとの想定に基づき、受講者が順番に取調官となり、部内通訳人を介した取調べを体験した。