福井県福井署で外国人コンビニ店員向けの「声かけ依頼シート」製作

福井県福井署で外国人コンビニ店員向けの「声かけ依頼シート」製作コンビニなどで電子マネーを購入させて現金を騙し取る架空請求詐欺被害が後を絶たないことから、福井県福井署はコンビニ店員が買い物客に声を掛けるための要領を、日本語、英語、北京語、ベトナム語の4カ国語で記した「声かけ依頼シート」(写真)を製作した。

県内のコンビニでアルバイトをする外国人が増加している現状を踏まえたもので、シートはA3判二つ折り。各言語の指定通訳官を務める署員が、勤務の合間を縫って翻訳作業を進めた。

同署によると、管内コンビニでは外国人約100人がアルバイトで勤務しており、うち7割がベトナム人という。シートを受け取ったベトナム人の男性店員は「日本語はある程度話せるが、声掛け要領が母国の言葉で書いてあるので理解しやすい。自分も被害防止に役立てるよう頑張りたい」と話していた。