宮城県岩沼署が外国人被留置者用のコミュニケーションボードを作成

 宮城県岩沼署が外国人被留置者用のコミュニケーションボードを作成宮城県岩沼署はラグビーW杯や東京五輪・パラリンピックの開催を控え、来日外国人による犯罪が懸念されることから、外国人被留置者用コミュニケーションボード(写真)を作成した。看守勤務員が留置施設内での簡単な起居動作の説明を行え、外国人被留置者と意思疎通を取ることができる。

コミュニケーションボードでは「取調べ」「部屋検査」「定期検診」「通訳呼んで」などの内容について、イラストと母国語を記載。英語や中国語、ベトナム語、タガログ語など12カ国の言語に対応している。

同署は仙台空港を管轄しており、国際的なイベントの開催時は来日外国人の急増が予想される。ボードを活用した試みは、外国人被留置者が母国語を読み、イラストを指で差すなど反応も良く、同署は「相互理解を深めることができるのでは」と期待を寄せている。