神奈川県警で信金の女性職員と協力した詐欺被害防止キャンペーン
神奈川県警と横浜信用金庫が連携し、特殊詐欺撲滅の啓発キャンペーンが5月15日、横浜市中区の同信金本店前道路などで行われた。今年4月に入社した女性職員2人が一日警察官となり、警察官の制服姿で「詐欺被害に気をつけてください」と通行人に声を掛けた。
合同キャンペーンは平成22年からスタート。同信金が定める「振り込め詐欺撲滅月間」にあわせ、毎年5月に行っている。新人職員を一日警察官に委嘱するのも恒例で、2人は加賀町署で工藤浩一署長から委嘱状を受け取ると、キャンペーン場所へ。警察官や関東財務局職員、防犯ボランティアら約30人と一緒に、啓発チラシを入れたティッシュを配った(写真)。チラシは「キャッシュカードを人に手渡さない」ように訴えるデザインで信金が2万個を製作。今月中、県内60店舗などで配布するという。
活動を終えた2人は「ニュースなどで詐欺被害が増えていると聞く。高齢のお客さまも多いので、業務を通じて被害を防いでいきたい」と話していた。