神奈川県警が格闘家・浅倉カンナさんと詐欺被害撲滅のキャンペーン

 神奈川県警が格闘家・浅倉カンナさんと詐欺被害撲滅のキャンペーンサギはいカンナ! 家族の絆でサギ撲滅!―。神奈川県警と総合格闘技団体「RIZIN」が連携した特殊詐欺撲滅キャンペーンが横浜駅周辺で行われ、女性総合格闘家の浅倉カンナ選手が、自身の名前に掛けて詐欺被害防止を呼び掛けた。

浅倉選手は女性警察官の制服姿で登場。新村晃一戸部署長から一日警察署長の委嘱を受け、警察官や自治体職員、防犯ボランティアらと駅構内をパトロールした(写真)。大勢の通行人やファンを前に宣言文も読み上げ、留守番電話設定や家族への連絡を通じて、詐欺を撲滅することを誓った。

今年2月末現在の県内の特殊詐欺被害件数は339件、被害総額は約6億2,100万円。前年同期より44件、約1億5,500万円減少しているが、依然として高水準にある。家族の仲が良く、普段から会話も多いという浅倉選手は「被害に遭わないため、家族で話し合うことはとても大切。詐欺のことを頭の片隅に置くことで、少しずつ被害は減らせると思う」と話した。