宮城県佐沼署の新田駐在所夫人が連れ去り防止の「子ども手帳」製作

 宮城県佐沼署の新田駐在所夫人が連れ去り防止の「子ども手帳」製作宮城県佐沼署新田駐在所は幼稚園児が誘拐や連れ去りの被害に遭わないよう、警察手帳をモデルにした「子ども手帳」(写真)を管内の園児37人に配布した。

手帳を製作したのは、同駐在所夫人。「地域の子供たちが安全に過ごすために、何か工夫ができないか」との考えから、園児に興味を持ってもらい、分かりやすい安全対策を思いついたという。夫の駐在所員と一緒に37人分を一つ一つ手作りで仕上げた。手帳には、園児自身の顔写真を貼ることができ、「いかない」「のらない」「おおごえでさけぶ」「すぐににげる」「しらせる」の「いかのおすし」の標語が記載されている。

手帳は、園児に大好評で「いかのおすしを守ります」「私もおまわりさんになりたい」とうれしそう。これまで同駐在所では、園児との特殊詐欺防止啓発など積極的な各種防犯活動が認められ、生活安全部長賞を受賞している。