岩手県盛岡東署で電車の殺傷事案対応訓練

 岩手県盛岡東署で電車の殺傷事案対応訓練岩手県盛岡東署は、IGRいわて銀河鉄道好摩駅で、実車両を利用した殺傷事案対応訓練を行った。

今年6月にJR東海道新幹線で乗客3人が殺傷された事件を踏まえて企画した。IGRいわて銀河鉄道や消防のほか、東北の鉄道会社11社からの視察を含む約140人が参加した。

訓練想定は、乗客同士が口論になり、うち1人が刃物で他の乗客を切り付けたというもの。非常通報を受けた運転士と車掌が、乗客を安全な場所に誘導し、座席シートを盾にして犯人を後部車両に閉じ込めた。そのうえで警察と消防は車掌らと連携し、負傷者の搬出要領や犯人の確保要領を確認した(写真)。