豪雨災害被災地の子供たちに広島県呉署が遊び場所を提供
広島県呉署は、7月に発生した豪雨災害で、管内で特に被害が大きかった天応地区の子供たちに遊び場所を提供した(写真)。
避難所訪問をしていた特別生活安全部隊「メイプル隊」が、家に閉じこもる子供の相談を保護者から受けたことがきっかけ。生活安全課と少年補導協助員が主体となり、8月中の3日にわたって天応区自治会館に開設し、延べ56人の子供たちが訪れた。活動に賛同した地域住民の自発的な協力により学習教材を持参しての自主学習、カードゲーム、ミサンガ作りなどの自由遊びを行うなど、大きな賑わいを見せた。
最終日は子供たちのリクエストで、神社での鬼ごっこやかき氷作りなどの催しも。境内を元気よく走り回る子供たちの姿に、署員や住民も安堵した様子。「めったに外に出ていなかった」という児童は「久しぶりに友だちと遊べて楽しかった」と笑顔で話した。