鹿児島県日置署の横山警部補が伝統行事「せっぺとべ」に参加
鹿児島県日置署の横山大輔警部補は管内の日吉地域で行われた伝統行事「せっぺとべ」に参加した。古くから薩摩藩に伝わる郷中教育を範とした、県警の若手育成制度「きょで愛制度」で、横山警部補が指導に当たっている署員3人も加わった。
「せっぺとべ」は、約400年前からこの地域に伝わるお田植え祭りで、名称は「精一杯跳べ」からきている。土をこねる足踏み耕の意味と害虫を踏みつぶす意味があり、田の中で円陣を組んだ若い衆が唄を歌いながら勢いよく飛び跳ね、泥にまみれて今年一年の豊作を祈る。
横山警部補はこの日吉町出身で、ほかの署員や地域住民と一緒に田に入り「害虫、つまり悪を踏みつぶす」との気持ちを込めて精いっぱい飛び跳ねた。全身が泥だらけになったが、参加者は一様に爽やかな笑顔を見せていた(写真)。