岡山・鳥取・兵庫の県境署で山岳遭難の合同救助訓練
岡山県美作署は鳥取県郡家署、兵庫県宍粟署、岡山県情通部機動通信課と協働し、岡山県西粟倉村の若杉峠・峰越峠付近山中で山岳遭難事案を想定した合同救助訓練を行った(写真)。
夏山シーズンを迎え、3県に跨がる山岳地帯の「氷ノ山後山那岐山国定公園」に入山する登山者の遭難事案が懸念されることから、事案発生時の隣接各県警の連携強化と救助技術の向上が目的。遭難者から「鳥取県側から入山し、登山中に道に迷って滑落して身動きができなくなった」との通報があったと想定した。訓練では、3署が各山岳捜索隊を結成し、兵庫県警航空隊ヘリ「ひよどり」と連携しながら3方向から尾根伝いに捜索活動を開始。各隊は担架や毛布、熊よけの鈴などを携行のうえ、APR・ML1のリンク運用、高台への現地本部とアンテナの設置に取り組んだ。