長野県警で外国人被疑者の取調べ訓練を実施

 長野県警で外国人被疑者の取調べ訓練を実施長野県警は外国人被疑者の取調べ技能の向上を図るため、刑事企画課が主催する「取調べ技能専科」で、通訳人を介したロールプレイング方式の取調べ訓練の授業を行った。対象は取調べを行う、本部、警察署の警察官。県警察学校で10月23日、30日の日程であり、計26人が受講した。

教養課通訳センター室長が外国人被疑者を取り調べる場合の一般的留意事項、外国人被疑者の否認要因、供述調書作成上の留意事項、外国人被疑者の身上調書を作成する際の特別な記載事項などについて講義。ロールプレイング方式の取調べ訓練では、県国際交流員の外国人を被疑者役に見立て、殺人事件の外国人被疑者を逮捕したとの想定で、受講者が順番に取調官となり、部内通訳人を介した身上調書や、犯罪事実の調書の作成に臨んだ(写真)。