群馬県警がクロスワードの景品に特殊詐欺電話対策装置
群馬県警は県内の65歳以上を対象に、特殊詐欺に関するクロスワードクイズに答えてもらい、抽選で特殊詐欺電話対策装置等を贈るキャンペーンを行った(写真)。
クイズには18の設問があり、被害防止効果のある在宅中の留守番電話設定、増加傾向にあるキャッシュカード詐欺盗の手口に関する問題を通して、防犯意識を高めてもらうことがねらい。敬老の日の9月21日から30日までの募集期間で、応募者は219人に上った。警察官が当選した10人の自宅に対策装置を設置し、選外者には自治体が行う機器等の貸出・補助金事業を紹介するチラシなどが送られた。
県警では平成30年から、今回の対策装置と同じ機能を有する機器410台の貸出事業を行い、アンケート調査では回答者の約9割が「機器設置後、不審電話や迷惑電話が『ほとんど・全くない』」と答えた。被害の発生もなかったため、県警では今回の施策の効果にも期待を寄せている。