愛知県警が地域警察官向けに自転車の教養と実技訓練
愛知県警は、名古屋駅・栄地区の都市部を管轄する中署と中村署の地域警察官を対象に、地域警察活動の機動力となる自転車に特化した教養と実践的実技訓練を行った。当該地区は複雑な道交法の規制が多く、現場出向時に交通違反が生じやすいため、平成28年4月に発足した自転車専門部隊・第一交通機動隊遊撃中隊自転車対策小隊(通称・B―Force)を指導役として招いた。
同隊による教養では、名古屋市内の交通環境情勢と自転車走行時の基礎知識として、市内に多く見られる自転車通行環境の種別(4類型)を指導。
- 自転車道
- 自転車専用通行帯(自転車レーン)
- 普通自転車の歩道通行部分
- 歩道における自転車通行位置の明示
などについて現場に即した講義が行われた。特設コースを設置した実践的実技訓練では、高層ビルや繁華街の複雑な地形を安全に走行できるように、低速バランスや一本橋、パイロンスラローム、緊急回避動作などに取り組み(写真)、自転車特性の体感・理解に努めた。また、繁華街のネオン街に近い環境を想定し、暗所での体験走行も行われた。