岡山県倉敷署で漫才コンビ「相談させ隊ブラザーズ」結成
岡山県倉敷署は特殊詐欺防止対策の一環で、若手地域警察官の漫才コンビ「相談させ隊ブラザーズ」を結成させた。「くらしき健康福祉プラザ」で開かれた老人クラブ総会でデビューを果たし、高齢者約270人の前でオリジナルの漫才を披露した(写真)。
コンビを組む2人は、昨年4月に警察官を拝命した同期で、同署地域課に勤務する平田雄大巡査(19)と滝村翼巡査(24)。特殊詐欺被害者の多くが高齢者であることから、詐欺の手口や現状について高齢者に興味を持って聞いてもらおうと、悩んだ末に漫才による広報啓発を思いついたという。
特殊詐欺被害を防ぐポイントには「お金」「相談」「相手に連絡しない」の3点があり、コンビ名には「自分一人で判断せず、警察などに相談をすれば被害を防ぐことができる」との意味を込めた。初ステージは新聞・テレビが報じるなど大きな反響があり、同署は今後も要請に応じて2人を派遣する考えだ。