リレーアタック被害防止へ愛知県北署が「ブリキ缶」配布
管内の自動車盗被害が減少しない状況を受け、愛知県北署はリレーアタックによる被害を防止しようと、地域住民にブリキ缶を配布している(写真)。ブリキ缶にスマートキーを入れることで、キーから出る電波を遮断することができ、被害が防げる。署員6人体制で各家庭を訪れ、直接手渡している。
管内の自動車盗被害の特徴として、住宅に付属する駐車場で特定の高級車が被害に遭っており、同署では「リレーアタックによる被害」とみている。そのため、関係団体の協力を得てブリキ缶1,000個を用意。被害多発地域の家庭を優先的に回り、盗難手口とブリキ缶の効果を説明するとともに、ハンドルロックや盗難防止ネジの活用をあわせて広報し、自主防犯意識の高揚を図っている。
夕方から午後8時までが重点活動時間で、一日当たり約30個を配布。取組みの反響は大きく、直接署を訪れ、ブリキ缶を受け取りながら防犯広報に耳を傾ける住民もいるという。