和歌山県警で少年の立ち直り支援として森林環境保全活動を実施
和歌山県警本部少年課と新宮、田辺、串本の3警察署は少年に手を差し伸べる立ち直り支援活動の一環で1月25日、新宮市熊野川町地の山林で森林環境保全活動を実施した。非行歴等を有する少年3人が参加し、ヤマザクラやカシ、ヤマボウシなどの苗木50本を植える植樹体験に取り組んだ(写真)。
活動は、少年の森林を大切にする心を育み、郷土への関心と愛着、自己肯定感を醸成するねらいがある。少年たちは(公財)熊野林業の職員による生物の多様性や地球環境の保全に関する説明に耳を傾けた後、学生サポーターや少年補導員との共同作業に汗を流し、日ごろの悩みや将来の夢について語った。
活動を終えた少年たちは一様に満足そうな表情を浮かべ「みんなで協力して苗木を植える作業はおもしろかった。自分たちが植えた苗木が大きくなり、将来、山の一部になるんだと思うとうれしくなった」と喜んでいた。