愛知県警で留置業務実践塾を開催
愛知県警は今春から、県内随一の規模の尾張留置施設で留置業務実践塾「フィールドワーク・尾張」を開催している。県内の留置業務従事者が主な対象。留置担当官に同施設で実地体験させることで意識改革と業務上必要なスキルの向上を目指すほか、留置担当官以外の職員にも視察や見学の機会を設け、留置管理業務への理解を促し、組織全体で「強い留置管理」の定着を図る。
開催は週1回の頻度で、1年間を予定。所属や係を問わず広く参加を募り、半日の日程で5~10人を受け入れている。留置担当官は実践的看守実習、それ以外の職員は施設をはじめ、全被留置者を出室させ、身体や着衣、所持品、居室内を検査する「検室」の見学が主な内容となっている。
これまでに加藤達也本部長ら県警幹部が視察した(写真)ほか、新任署長に対する研修の一環で実地視察も行われている。