愛媛県警察学校の初任科生が「しまなみ耐久歩行訓練」に挑戦

愛媛県警察学校で「しまなみ耐久歩行訓練」が行われ、4月1日採用の初任科生83人が全行程30㌔、所要時間約6時間の道のりに挑んだ。

体力錬成と学生同士の融和団結を目的に、しまなみ海道が開通した翌年の平成12年から毎年実施されている恒例の訓練。今年度で20年を迎えた。参加する学生は、今治市の糸山公園をスタートし、「しまなみ海道」を経由して、同市大三島の「多々羅しまなみ公園」のゴールを目指す。

訓練当日は天候にも恵まれ、学生・教官は瀬戸内の風光明媚な多島美を臨み、沿道の清掃活動を行いながら歩いた。学生にとって、採用後初めての校外訓練となったが、道中、多くの地域住民や観光客と触れ合い、警察官として地域との関わりの重要性をあらためて認識。アップダウンが続く長距離ルートで、景色を楽しむ余裕がなくなる苦しい場面も見られたが、同期同士で励まし合い、全員が目的地に到着し、充実した表情を見せていた。