岩手県警が自動車専用道路の延伸に伴い高齢者向けの講習会
三陸沿岸道路の延伸に伴い、自動車専用道路の通行に不慣れなドライバーによる重大事故を防ごうと、岩手県警は関係機関と連携して高齢者を中心とした周辺住民に対する講習会を開いた。延伸区間を管轄する釜石・宮古署、高速隊が講習を手がけ、正しい高速道路の利用方法について説明した。
大槌IC入口、三陸沿岸道路本線車道の2カ所を移動しながら行われ、始めに警察官が「逆走を防止するため標識や路面標示をしっかり確認する」「逆走してしまった場合はハザードランプを点灯させ、路肩に寄せて車を止めたうえで警察に通報する。Uターンは絶対にしない」などを指導。沿岸道路本線車道上では、車両故障時の措置について「車両が故障したらハザードランプを点けて路肩に停止させ、停止表示器材、発煙筒を車両の後方に設置する」「措置後、最寄りの非常電話で通報する」などと説明し、高速隊員が非常電話での通報を実演した。その後、講習参加者も実際に通報を体験した(写真)。