有害物質散布・逃走事案の対応訓練 神奈川県麻生署など8署が連携

有害物質散布・逃走事案の対応訓練 神奈川県麻生署など8署が連携区役所で有害物質が散布され、複数の犯人が車や列車で逃走する事態を想定した訓練が6月22日、神奈川県麻生署など8署(ほか相模原署、大和署、相模原南署、青葉署、緑署、瀬谷署、警視庁町田署)合同で行われた。

都県・管内をまたぐ逃走を想定して広域緊急配備を発令。両通信指令、麻生消防署や麻生区役所を含む計100人が参加し、初動対応や情報共有、関係機関との連携、被疑者捕捉の要領を確認した。

訓練では、5人組が麻生区役所を訪問し、液体の物質をまいて4人が逃走(写真)。区職員の通報で駆けつけた警察官が刃物を持った1人を刺股や盾を使って取り押さえた。しかし最初に対峙した警察官、地域住民、区職員が物質を吸い込み、現場に倒れ込んだ。

警察から連絡を受け、消防は区役所前に現地対策本部、除染テントなどを迅速に設営した。防護服に身を包んだ消防署員が、負傷した警察官や通行人、重傷者と見立てたダミー人形を屋外へと運び出し、応急処置を実施。救護の様子をスマートフォンで撮影しようとする野次馬の対応も想定し、署員が制止して現場から遠ざけた。