特殊詐欺防止啓発チラシをデザイン 兵庫県宝塚署が中学生2人に感謝状

特殊詐欺防止啓発チラシをデザイン 兵庫県宝塚署が中学生2人に感謝状兵庫県宝塚署は10月8日、敬老の日(9月15日)に配布した特殊詐欺防止啓発チラシのデザインを手がけた宝塚市立宝塚中学校の生徒2人に署長感謝状を贈った(写真)。

同校美術部3年の向井千尋さんと小林純怜さんが、夏休みを利用して色鉛筆で制作。チラシは、防犯機能付きの固定電話を祖父母にプレゼントするように勧める内容で、電話を受ける高齢女性と「家族の絆で詐欺対策」と呼びかける警察官の絵を描いている。

チラシは敬老の日の新聞折り込みで配布されたほか、市役所でも掲示。感謝状を受け取った2人は「チラシを見て詐欺被害が1件でもなくなればうれしい」と声を揃えた。中野恵介署長は「手書きで温かみがあるチラシ。被害防止に期待したい」と話した。