快挙 剣道の昇段審査で鹿児島中央署の署員3人が剣道八・七・六段に
鹿児島県鹿児島中央署で、署員3人が剣道八段・七段・六段への昇段を果たした(写真)。
5月に京都市で開催された剣道八段昇段審査で術科指導員の野間亮二警部補(58)が合格したのを皮切りに、8月に福岡県内であった剣道七段昇段審査で北浜勇起警部補(46)が、六段昇段審査では田邊望巡査長(32)が合格。一所属で立て続けに昇段者が出るという、全国でも前例のない快挙となった。その裏には、県内で最も多忙といわれる署の通常業務と併行して地道な稽古を重ねてきた本人たちのたゆみない努力に加え、3人を支え続けてきた上司や同僚の惜しみない理解と協力があったという。
同署では、定期訓練に加えて毎週火・木曜日の朝に、職員の職務遂行に必要な体力と精神力を向上するための柔道・剣道の稽古を実施。さらに少年剣道の指導日には、野間警部補を中心に、昇段審査合格に向けて活気あふれるかけ声が署内に響きわたっている。全国各地で凶悪事件が発生し、国民が決して犯人にひるむことのない力強い警察官を求めている今、3人の快挙は他の警察官にも大きな刺激を与え、署員の術科に対する認識が改まる絶好の機会となった。


