「大きくなあれ」園児が交通安全への願い込め 大阪府北堺署でひまわりの苗植え

「大きくなあれ」園児が交通安全への願い込め 大阪府北堺署でひまわりの苗植え大阪府北堺署で6月4日、交通安全への願いを込めた「ひまわりの絆プロジェクト」のキックオフイベントが行われた。光明幼稚園の園児63人や、行政・関係15団体の代表らが参加。初夏の爽やかな青空のもと、園児は「大きくなあれ」「宇宙まで届け」と声をかけながら署の花壇に苗を植え(写真)、ひまわりの成長を祈った。

プロジェクトは、平成23年に京都府内の交通事故で亡くなった男児(当時4歳)が大切に育てていたひまわりの種を受け継ぎ、命の大切さや交通安全の意識を広めることを目的に始まった。種は全国の警察署に届けられ、活動の輪が各地に広がっている。

ひまわりには「希望」「再生」「元気」といった明るく前向きなイメージがあり、行政や企業、地域住民が一緒になって育てることで、管内の結束力を強くする効果が期待できる。同署は「取組を通じて被害者支援や交通安全、防犯、防災などの機運を高めたい」としている。