富山県警本部長がNTT西で講演 トクリュウ等の現状語る

富山県警本部長がNTT西で講演 トクリュウ等の現状語る富山県警の髙木正人本部長は4月24日、NTT西日本富山支店で「匿名・流動型犯罪グループ、特殊詐欺・投資ロマンス詐欺の現状」と題する講演を行った。

昨年8月に結ばれた「地域の安全・安心に関する連携協定」を契機に、同支店からの依頼で実現した取組。髙木本部長は、匿名性の高い通信手段で役割を細分化している犯罪組織の特徴や、資金獲得活動の実態、各種詐欺等の発生状況、「闇バイト」の危険性について多角的な視点から解説した(写真)。

昨年中、全国で特殊詐欺に利用された電話番号の約6割が国際電話番号だったという。髙木本部長はこうした現状から、国際電話契約当事者の通信事業者が利用休止を呼びかける優位性(説得力、独自のアドバイス等)を指摘。電話工事等の機会を通じて国際電話が不必要な人にサービスの休止を勧め、電話契約時の国際電話の要否確認などを検討するよう依頼した。