山口県長門署が女子ラグビーチームと交通安全イベント 4選手が飲酒運転防止等を啓発
山口県長門署は女子ラグビーチーム「ながとブルーエンジェルス」の平野優芽選手、田中笑伊選手、大谷芽生選手、辻崎由希乃選手の4人を一日警察署長に迎え、交通安全イベントを実施した(写真)。
この日、署長室での委嘱式を終えた4人は署内を巡回して署員を激励した後、パトカー2台に分かれて乗り込み、長門市と同署が共催する「交通安全のつどい」の会場に移動。イベントのステージに登壇すると、代表としてパリ五輪で日本代表のキャプテンを務めた平野選手が「交通安全宣言」を読み上げた。続く交通安全講習では、選手たちと署の交通課長が「反射材の効果」「飲酒体験ゴーグルを活用した飲酒運転防止」「自転車ヘルメットの正しい着装方法」をテーマにトークを展開。飲酒運転防止のくだりでは、田中選手と辻崎選手がラグビーボールのパスを披露。普通の状態では素早く正確なパスだったのが、飲酒体験ゴーグルを装着するとボールをキャッチすることさえできなくなるのを見て、観客からは驚きの声が上がった。
イベント終了後も、選手たちは会場の出口で観客への交通安全グッズの配布や交通安全指導を行うなど、最後まで精力的に活動に取り組んでいた。