クマの市街地出没に備え栃木県今市署が対応訓練

クマが市街地に出没した場合に備え、栃木県今市署は適切な対応方法を学ぶ訓練を行った。今年に入り、管轄する日光市内でクマによる人的被害、小学校校庭への出没があったためだ。この種内容の訓練を市街地で行うのは県内で初めて。

訓練では、管内が隣接する日光署や県警本部生活環境課をはじめ、県自然環境課、市、県猟友会日光支部とも連携。学校の校庭にクマが出没したと想定し、事案認知後に現場臨場した関係者が、地域住民に対する広報活動や交通規制に取り組んだ。

また、クマを追い払う方法や、警職法第4条1項に基づく警察官の命令でハンターが猟銃(模擬銃)でクマを駆除するまでの過程を学んだ(写真)。