長崎県諫早署で自転車盗防止のポスターと防犯タグ用スタンプを作成
長崎県諫早署は、管内で多発する自転車盗の被害を食い止めようと、ポスターと防犯タグ用スタンプを新たに作成した(写真加工あり)。
ポスターは、犯人が無施錠自転車に手を伸ばす様子を描いたイラストで自転車利用者に注意喚起するものと、手錠を掛けられた腕のイラストで加害者に自転車盗が犯罪であることを訴えるものの2種類で、自転車利用者と加害者の双方をターゲットにした。一方、タグ用のイラストでは泥棒が無施錠の自転車を持ち去る様子をコミカルなタッチで描き、「鍵かけんば盗られるけん」と呼び掛けており、「ば」の文字には鍵の絵を仕込むなどビジュアル面でも工夫を凝らした。制作者は、地域課諫早駅前交番の山下花菜巡査(19)。特技の絵画は美術コースを有する高校で専門的に学んだもので、「高校生の無施錠での被害が多く、学生の心に届くよう思いを込めて描いた」という。
ポスターは警察施設や管内の各駅駐輪場等に掲示、学校にも配布するほか、タグは自転車防犯診断で活用されており、防犯効果に期待が寄せられている。