埼玉県浦和東署が官民連携した刃物事案等の対応訓練

 埼玉県浦和東署が官民連携した刃物事案等の対応訓練埼玉県浦和東署は公共交通機関や大規模集客施設の自主警備体制を強化するとともに、官民連携による初動対応を万全なものにしようと、さいたま市緑区の「埼玉スタジアム2002」屋内練習場で、刃物事案等の対応訓練を行った。

訓練には、同署のテロ対策ネットワークに参画するJR東日本、埼玉高速鉄道(株)、イオンモール浦和美園、綜合警備保障(株)など15社約50人が参加。署員から、各事業者が導入する防護用の盾や刺股の基本的な使い方の指導を受けたほか、酔っ払いの対応や、刃物所持者の対峙方法など実戦的な想定訓練を繰り返し行った(写真)。

昨年、京王電車内で発生した刃物使用の襲撃事案を受け、各事業者は盾や刺股を独自に導入しており、署には「資器材を使った訓練を指導してほしい」との要望が寄せられていた。