神奈川県警がTICADに向けテロ対策訓練
8月20~22日に横浜で開催される「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」に向け、神奈川県警と横浜市は5月14日、西区の臨港パーク南口広場とその周辺海域で、関係機関とのテロ対策合同訓練を行った。訓練は「警護」「異臭事案対処」「海上警備」の3部構成。
異臭事案対処訓練は(写真)、パシフィコ横浜の警備員が体調不良の公園利用者を発見し、119番通報と防災センターへの報告を行うという想定で実施。会議場周辺で警戒中の警察官が警備本部への無線報告、現場規制を行い、通報で臨場した消防隊が規制線を確保するとともに、現場指揮本部を立ち上げた。
県警の即応対策チームと公安捜査隊、航空隊による情報収集活動で、集まった情報を消防隊と共有。パシフィコ横浜の自衛消防隊は公園利用者への注意喚起を行い、消防の救急隊が体調不良の重症者を救急搬送した。