島根県浜田署が石見神楽亀山社中の代表迎え講演会 署員が地域の歴史・文化学ぶ
島根県浜田署は、管内で親しまれる日本遺産・石見神楽について理解を深めるため、浜田市教育委員会に勤務し石見神楽亀山社中の代表等も務める小川徹氏を所属会議に招いて、講演会を催した(写真)。
石見神楽は、遅くとも江戸時代には石見地域の神職が各地の神社で執り行っていたが、神職による神楽の禁止令が明治期に出されると神職が氏子に神楽を教えるようになり、民衆へと広まっていった。神楽団体の増加は、和紙で作る石見神楽面の誕生や、ヤマタノオロチで有名な蛇胴や専用の花火の開発などにもつながり、石見神楽文化が発展していくことで浜田は「石見神楽を創り出したまち」になったという。
聴講した署員は、地域で大切にされている石見神楽の歴史を学び、受け継がれてきた文化について知ることで、管轄地域への思いを強めていた。