自転車ヘルメットの着用促進へ 秋田県能代署が高校生によるデザインコンテスト開く

秋田県能代署は、管内の高校3校の生徒からヘルメットのデザインを募集する「自転車乗車用ヘルメット・デザインコンテスト」を開いた。昨年の調査で、同県の自転車乗車用ヘルメット着用率が3.5%と全国ワースト3位だったことから、高校生のヘルメットへの関心を高め、交通安全意識の高揚を図る目的。

審査では、合計50作品の応募作品の中から、審査員による審査会と市民による一般審査を経て、ペイント・ステッカー部門では優秀賞1点、優良賞3点を、創作部門では特別賞1点を選出した。

今回、優秀賞を獲得した県立能代高等学校2年・佐藤桜さんは、県を代表する「スギ」の葉と能代地域の「風の松原」のイメージをもとに、ヘルメットのデザインと色合いを考えたという。

創作部門については同校1年・髙橋一華さんのみの応募だったが、麦わら帽子をかたどったフォルムに、巻き付けたリボンの色を変えられるといった遊び心のあるデザインで、同作品が両審査ともに全作品の中でも最高得点を獲得したことから、特別賞が授与された。