愛知県蒲郡署があじさいの名所で詐欺被害防止キャンペーン

愛知県蒲郡署は年金支給日の6月14日、JA蒲郡市形原支店、ボランティア団体等の協力を得て、蒲郡市内にある「形原温泉あじさいの里」で特殊詐欺被害防止キャンペーンを展開した。毎年6月の1カ月間、同所では「あじさい祭り」が開催されており、見頃を迎えた5万株のアジサイを目当てに約10万人が訪れるという。

キャンペーンでは、署員が啓発品のうちわを手渡しながら「留守番電話設定にして知らない番号には出ないようにしましょう。被害防止機能付き電話機を活用しましょう。うちわで特殊詐欺を吹き飛ばしましょう」と来場者に呼びかけた(写真)。受け取った人からは「特殊詐欺が多いことは知っていたが、対策はしていなかった。警察官などの話を聞いて、犯人と話さない環境を作ることの大切さを知りました」などの反響があった。

この日、配布したうちわは「特殊詐欺被害・侵入盗被害の防止」の文言が記載されている。「あじさい祭り」を楽しむ来場者の暑さを和らげるために活躍した後は、アジサイが咲き誇る美しい思い出とともに、特殊詐欺被害防止の土産話として一緒に持ち帰ってもらった。