愛知県江南署で園児が高齢者の事故防止願って寄せ書き作る
愛知県江南署は、交通安全モデル保育園として委嘱をした江南市立古知野西保育園の年長児から「高齢者が事故に遭わないための願い」を書いた寄せ書きの贈呈を受けた(写真)。管内では、昨年1年間で2件、2人の交通死亡事故があった。今年は既に3人の死者が発生。原因別では歩行中や、自転車乗車中の高齢者が亡くなっている。
交通安全を願い、園児たちが「しんごうをよくみてね」「くるまにきをつけてね」などのメッセージを寄せ書きして、同署へ届けた。警察官の制服を着た園児から寄せ書きを受け取った谷口隆史署長は「交通事故に遭わないように元気に過ごしてください」と呼びかけた。
贈呈後、園児たちは交通取締りに出発する白バイ5台、パトカー2台を敬礼をしながら見送った。 署の玄関に掲示された寄せ書きを見た高齢者からは、「おうだんほどうをわたってねのメッセージを一番気をつけたいと思います。いつも一緒に生活している、妻の言葉よりも心に響きました」との感想があり、高齢者の交通安全意識の高揚につながっている。