茨城県警が組対課長制作の漫画で暴追動画を配信


茨城県警が組対課長制作の漫画で暴追動画を配信茨城県警がYouTube公式チャンネルに公開した暴力団追放啓発動画「神様お願いです」(写真)が、テレビや新聞、ネットニュース等で取り上げられるなど、大いに好評を博している。

元々は、昨年10月開催の「暴力追放茨城県民大会」で上映する動画素材として制作したもの。コロナ禍で3年ぶりの開催となった同大会に向け、前例踏襲によらない新しい企画を検討したところ、絵心のある組織犯罪対策課長に白羽の矢が立ったという。

「どうして、こんなコトになってしまったんだろう?」。主人公・茨城次郎の印象的なモノローグから始まる同作品は、野球名門校のピッチャー特待生だった次郎が、挫折から逃れるように高校を自主退学したこと、暴走族のリーダーをするうちに地元の暴力団組員と知り合い、暴力団に加わったこと、そこから「坂を転がり落ちるように」人生が一変してしまったことが切々と描かれており、若者の心に響く内容に仕上がっている。