栃木県矢板署が小学校で不審者対応訓練を実施
栃木県矢板署は「おおみや未来サークル」と銘打ち、小学校での不審者対応訓練を行った。塩谷町立大宮小学校の全校児童が参加。不審者の対処方法を学ぶ講話があったほか「鬼ごっこ」を通じた実技訓練が行われた。
訓練は、管内の大宮駐在所連絡協議会や地域住民などの協力で実現。不審者役を務めた警察官に遭遇すると、児童は大声で助けを求めたり、防犯ブザーを鳴らしたりしてグラウンドを逃げ回り(写真)、監視役として地域住民らがその様子を見守った。
参加した児童は「防犯ブザーで知らせたり、すぐに逃げるようにしたい」と話しており、地域住民も「地域の安全を子供たちと一緒に考え、住みよい街にしていきたい」と決意していた。同署は「参加した高学年児童が10年後、地域の見守り活動等に参画するなど、持続的な地域の安全安心の確保につながれば」と期待を寄せている。