大阪府池田署が高校生による書の防犯懸垂幕飾る
特殊詐欺の被害を防ぐため、大阪府池田署は池田防犯協議会や宣真高校と協働し、書道で注意を呼び掛ける内容が書かれた懸垂幕を作った。阪急池田駅前の金融機関やスーパーの外壁に設置している(写真)。
懸垂幕は横約4m×縦約3m。中央に「騙」「嘘」の文字が大きく書かれ、その周りに「教えるな暗証番号」「信じるな電話の声」「決めよう家族の『愛』言葉」などと、被害に遭わないための対策が記載されている。内村行利署長は「騙されて振り込みをしようとするときは焦っている人が多いので、懸垂幕を見て冷静さを取り戻してほしい」と効果に期待を込める。
取組みは、高校生にも防犯について考えてもらおうと企画された。作品を手がけた生徒は「詐欺に気がついてもらい、被害が防げれば」と話していた。