大阪府警で落語家への運転経歴証明書の交付式
大阪府警は落語家・桂福團治氏(82)に対する運転経歴証明書の交付式を住吉署で行った(写真)。高齢者の認知度が高い著名人の協力を通して、運転免許証自主返納制度の理解を深め、高齢運転者による交通事故を抑止するねらいだ。
署長室で交付式が行われた後、本部交通総務課交通安全教育班、住吉署生活安全課による交通安全・防犯教室が署講堂であり、高齢者約25人が受講。参加した高齢者は桂氏に自主返納の経緯を聞いたり、警察官に運転経歴証明書の利点について説明を受けたりしたほか、自転車の安全な乗り方や反射材の活用方法、特殊詐欺の被害に遭わないための方法について学んだ。
教室の最後に、桂氏が「反射材とかけて、私がいつも被っているやつと解きます」となぞかけを披露。そのこころは「どちらも事故の防止(自己の帽子)」と続け、会場の笑いを誘った。