神奈川県鎌倉署でお手柄警察犬2頭を表彰

 神奈川県鎌倉署でお手柄警察犬2頭を表彰行方が分からなくなっていた男児の発見に貢献したとして、神奈川県鎌倉署は警察犬2頭と、本部鑑識課警察犬係の奥木常允巡査部長、井上太科也警部補を表彰した(写真)。警察犬は、ラブラドール・レトリーバーのアル号(雄5歳)とジャーマン・シェパードのアサヒ号(雌4歳)。

同署によると、4月27日午後8時、鎌倉市に住む小学6年生児童の母親から「夕方、ゲームに夢中の息子を叱ったところ、家を飛び出したまま帰ってこない」との110番通報があり、署員が自宅や鎌倉駅の周辺を捜索。有力な情報がなく、発見に至らなかったため、鑑識課に警察犬の出動を要請した。午後10時ころに到着した2頭は、男児のパーカーのにおいをもとに捜索を始め、午後11時10分、鎌倉市内のコンビニにいる男児を見つけ出した。

橋谷田裕樹署長は「児童が事故に巻き込まれることなく、発見できて本当に良かった。本当にお手柄です。警察犬は、行方不明者の捜索活動においてプロです。これからも活躍を期待しています」と称賛。警察犬係の2人は「アル号が発見しました。綿密に捜索した結果、コンビニ敷地内で男の子を発見しました。早く見つかって良かったです」と喜びを語った。