山梨県警察学校で初任科生に対する本部長訓育を実施

 山梨県警察学校で初任科生に対する本部長訓育を実施山梨県警察学校は、同校講堂で初任科生に対する本部長訓育を行った。初任科第359期短期生28人、第360期長期生18人が受講。警察官としての職務遂行にあたり、大窪雅彦本部長は「常に相手の身になって考え、行動することを心掛けてほしい」と訴えた。

大窪本部長は、過去に従事した競売入札妨害事件について説明。捜査の結果、悪質業者の排除や行政の正常化が図られたとし「警察官は社会や人のために働いているという実感が得られる職業であるほか、社会の現実と向き合い、経験や努力を通じて自分を成長させながら、自分の役割を高められる職業」と述べた。

また、過去に携わった事件の対応事例に基づき、「自分自身が被害者なら警察に何を求めるか、県民の視点に立って考えることが重要である」と強調。壁にぶつかったとき、辛いときに自分を支えてくれる言葉の大切さにも言及し「寒に耐え、梅花麗し」「芽が出ぬ時は、根を伸ばせ」などの言葉を紹介した(写真)。