愛知県常滑署がコロナワクチン接種クーポン券に犯罪防止チラシを同封

愛知県常滑署は管内自治体が高齢者に郵送する「新型コロナワクチン接種クーポン券」に、特殊詐欺・高齢者交通事故の被害防止チラシ（写真）を同封した。コロナ禍であっても効果的な啓発ができるように、地域住民の関心が高いワクチン接種に絡めることにした。高齢者に自衛意識を高めてもらうのがねらいだ。

同署では、全65歳以上に接種クーポン券が順次郵送されることを把握したうえで、自治体と調整。同封するチラシは、常滑市役所福祉部高齢介護課のアドバイスを取り入れて製作した。事前に高齢者に確認してもらうとともに、親しみを持って見てもらえるように手書きにするなど、さまざまな工夫を凝らした。

常滑市保健センターの担当者は「高齢者にとってはワクチン接種も不安だと思う。接種クーポン券と一緒に、警察官が作ったチラシが入っていることで、高齢者も安心すると思う」と話していた。