神奈川県秦野署で元宝塚・母娘を一日警察署長に

 神奈川県秦野署で元宝塚・母娘を一日警察署長に神奈川県秦野署は元宝塚雪組の美浜寿里さん(58)と宙組の風輝駿さん(29)の母娘を一日警察署長に委嘱し(写真)、特殊詐欺・交通事故防止の啓発活動を行った。

活動では、2人が特殊詐欺撲滅対策と交通安全の2パターンのナレーションを読み上げる音声を収録。宝塚時代に培った遠くまで響き渡る声で「運転者、歩行者の皆さん、交通ルールとマナーを守りましょう」「電話でお金とカードの話が出たら、それは詐欺です。すぐに警察に通報してください。電話機は留守番電話にして、怪しい電話には出ないようにしましょう」などと注意を促した。

収録後、美浜さんは署内で「宝塚歌劇団の人材育成と組織づくりの本質」と題した講話を実施。石原達也副署長と高校の同級生だったという美浜さんは、市民に向けた啓発メッセージとして「一人一人が『詐欺は誰の身にも起こり得る』『無理な運転、無理な横断をしない』ということを意識して被害を防いでほしい」と訴えた。同署は、収録した音声を今後の各種街頭広報に活用するとしている。